>>トピックス&特集・連載 >> 欧州における日本企業の動向 >> 第43回:企業誘致に積極的なスペイン |
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トピックス&特集・連載NNAがお届けするヨーロッパの厳選ビジネス&社会情報。現地ジャーナリストや専門家による連載コラムは、いま注目のテーマが満載。またテロや鳥インフルエンザ、交通情報などもビジネスパーソンには欠かせない情報です。王室ネタから日本企業の動向まで、幅広い視点で「ヨーロッパのいま」をお届けします。第43回:企業誘致に積極的なスペイン今月はスペインの案件が多かった。同国も企業誘致には積極的だ。なかでもカタルーニャは国内で最も外国からの直接投資を集める。日系150社近くを含め外国企業は計約3,000社。特に力を入れているのが情報技術(IT)やバイオテクノロジー、デザイン、物流。 カタルーニャはフランスと国境を接する東部に位置し、中央政府から広範な自治権を獲得した自治州というユニークな存在だ。国土の6%の面積で国の工業生産の4分の1を稼ぎ出す力強い経済を持つ。州都バルセロナは大型開発計画が相次ぎ、貿易・投資の拡大にも勢いがある。 セイコーエプソンのデザインセンターは2001年4月から、欧州市場向けASIC(特定用途向け集積回路)を設計している。 地場企業と相互補完関係を結ぶ投資事例として注目されるのが、2002年6月設立の合弁会社「GSB−TBK」(資本金200万ユーロ、従業員30人)。アルミのダイキャスト部門を持つCIEオートモーティブに、東京部品工業がエンジンポンプの開発・製造技術を提供。仏プジョー向けに2003年4月から年間約40万個のオイルポンプを生産している。 州政府が研究開発と並んで外国投資の誘致に力を入れているのがデザイン分野だ。(1)生活の質が高い(2)人種偏見が少なく外国人が暮らしやすい――などを強みにデザイナーら知的職業者を引きつけ、デザイン都市バルセロナの知名度向上を狙う。 富士重工業は2003年4月、バルセロナ港を一望する世界貿易センター内に事務所を開設した。同社はデザイン改革を急ピッチで進めており、欧州のデザイン・コンサルティング会社との調整や、将来に向けたデザイナー発掘などネットワーク作りが目的だ。 またスペイン南東部、地中海に近いムルシア州は現在急ピッチで工業団地開発を進めている。すでに51の工業団地を持つ同州では新たに40の工業団地を開発、1平方メートル当たり18〜20ユーロという低価格を売り物に先進国企業の誘致を展開している。ムルシア州では工業団地開発の一環として2005年をめどにサイエンスパークを開設、地元大学や研究機関などとの連携で研究開発型企業の誘致にも力を入れていくほか、隣接するカルタヘーナでは2004年開設を目指してテクノロジーパークの建設が進んでいる。 こうした投資環境を背景にすでに多くの企業が進出している。特にファインケミカル分野が強く、バイエルが医薬品原体の生産委託を行っているのに加えて、スイスの大手抗生物質メーカーの合弁会社ビオフェルマ(Bioferma)や日本の高砂香料工業も事業展開している。 【英国】 ■小糸工業、航空機事業の子会社設立 小糸工業は航空機関連事業の拡大を目的に、航空機用シートの製造・販売を行う子会社コイト・エアロスペース・ヨーロッパ(Koito Aerospace Europe)をリバプールに設立した。これにより、欧州・中近東・アフリカ地域での新規顧客開拓と、欧州の既存顧客へのサポートを強化する。 ■ジグノシステム、現地法人設立 <その他会員サイトで閲覧できる今月の「欧州における日本企業の動向」> 【ドイツ】 ■花王、化学品事業を強化 ■リコー、ソフトウエア開発で提携 【フランス】 ■ナイルス、現地メーカーとアライアンス 【スペイン】 ■デンソー、カーエアコン用の工場新設 ■カヤバ工業、緩衝器合弁を完全子会社化 ■ニッパツ、コイルばねの合弁2社を統合 【スペイン】 ■宇部興産、R&Dセンター開設 【アイルランド】 ■武田、糖尿病治療剤を一貫生産 ■藤沢薬品、生産ラインを増設 【ポーランド】 ■豊田紡織、エンジン関連部品を合弁生産 【ウクライナ】 ■いすゞ、現地生産開始 協力:EBS(UK)LIMITED |
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