イギリスの経済ビジネス情報
トップ >> イギリス>>政治>>下院、EU脱退の国民投票の動議を否決[政治]
英下院は24日、欧州連合(EU)脱退の是非を問う国民投票の実施を求める動議の採決を行った。111対483の反対多数で否決されたが、与党・保守党から大量の造反者が出ており、キャメロン首相の指導力低下と党内の亀裂が浮き彫りになった格好だ。
今回の動議はユーロ圏債務危機の深刻化に伴い、保守党のデビッド・ナットール議員が提出。これを受け、連立与党の同党と自由民主党だけでなく、最大野党・労働党も反対票を投じるよう党議拘束した。保守党の党議拘束は最も厳しいもので、賛成票を投じた議員は政府の職を辞することを求められる。
保守党内にはこれまでもEU懐疑論が根強くあったが、ヘーグ外相は今回の採決を「不適切で間違った動議だ」と批判。英国が権力をEUに譲渡するか検討する場合にだけ国民投票を実施すべきと指摘していた。
キャメロン首相は親EU派の自由民主党に配慮する形で、国民投票を求める声を抑えてきた。ただ23日のEU首脳会議では、サルコジ仏大統領から「英国から(ユーロについて)あれこれ口を挟まれるのはうんざりだ」と非難される一幕もあった。
なおスカイニュースは、保守党の造反者を最大80人と推測している。
[P R]
広告掲載について