英国
第4四半期はマイナス成長:リセッション入りの懸念高まる[経済]

政府統計局(ONS)は25日、2011年第4四半期(10〜12月)の国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.2%縮小したと発表した。0.6%拡大した第3四半期からマイナス成長に転じている。減少幅は大方の市場予想を上回り、リセッション(景気後退)入りの懸念がさらに高まってきた。



GDPを産業別に見ると、鉱工業は1.2%減と第3四半期の0.2%増からマイナスに転落。うち製造業は0.1%増から0.9%減に悪化している。サービス業は横ばいだったが、建設業は0.3%のプラスから0.5%のマイナスに転じた。

通年の成長率は0.9%と、2010年の2.1%から減速した。国際通貨基金(IMF)は24日、ユーロ圏債務危機を背景に、英国の今年の成長率予測を1.6%から0.6%に下方修正している。

シンクタンクのアイテムクラブ(ITEM Club)と経済ビジネス・リサーチセンター(CRBR)は共に今月、英国が昨年第4四半期と今年第1四半期に連続してマイナス成長となり、リセッション入りするとの厳しい見方を示した。ロイターなどの報道によると、英中銀イングランド銀行のマービン・キング総裁は24日、英国経済の回復は長く苦しい道のりになると予想。12月のインフレ率は4.2%に減速していることから、「低金利を維持する余地はある」としている。さらに「必要なら追加資産購入もあり得る」との見解を示しており、2月にさらに500億ポンドの金融緩和に踏み切る可能性が出てきた。

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