フランス
EADS、トリシェ前ECB総裁が取締役に[製造]

欧州航空・防衛最大手ヨーロピアン・エアロノーティック・ディフェンス・アンド・スペース(EADS)は26日、欧州中央銀行(ECB)のジャンクロード・トリシェ前総裁が同社の取締役に就任することが承認されたと発表した。ルイ・ガロワ現最高経営責任者(CEO)の後任には、航空機製造子会社エアバスのトム・エンダーズCEOが就く。

トリシェ氏は昨年10月末、8年の任期を終えECB総裁の座を退いた。EADS関係者は同氏の取締役会入りについて、「素晴らしい人材で、欧州全体で中核事業を担うEADSにとっては象徴的な人選だ」と評価している。

EADSには現在、独自動車大手ダイムラーとドイツの官民金融機関が中心となったコンソーシアム、仏出版大手ラガルデール(Lagardere)、仏政府が出資。ダイムラーが昨年、保有株式の半分を放出する方針を明らかにし、独政府がこれを引き受けることが決まっていた。フランス国籍を持つトリシェ氏が加わったことで、ドイツ政府が影響力を強めることを懸念するフランス側にとっては安心材料になるとの見方もある。

なお、EADSの会長には現取締役でラガルデール出身のアーノルド・ラガルデール氏が就任する方向だ。一連の人事は5月31日に開催予定の株主総会を経て、発令される。

[P  R]

[P  R]

[P  R]

NNA News Headline記事一覧