ドイツ
ドイツ銀行、第4四半期は大幅減益:債務危機が業績に影響[金融]

独金融最大手のドイツ銀行が2日発表した第4四半期(2011年10〜12月)の純利益は1億8,600万ユーロとなり、前年同期に比べて69%減少した。ユーロ圏債務危機により投資銀行部門の業績が悪化したことに加え、ギリシャ国債をはじめ保有する資産で大幅な評価損を計上したことが響いた。

税引き前損失は3億5,100万ユーロで、1年前の7億700万ユーロの黒字から赤字に転落した。コーポレート&投資銀行グループ部門が前年同期の黒字から1億3,800万ユーロの赤字に転じ、中でもコーポレートバンキングおよび証券事業は4億2,200万ユーロの損失を計上している。一方、リテール(小口金融)を含むプライベート&ビジネスクライアント部門は39%伸びており、特にウェルスマネジメント事業は約2.8倍に拡大した。

保有するギリシャ国債については1億4,400万ユーロの評価損を計上したほか、ジェネリック薬(後発医薬品)を手掛けるアクタビス(アイスランド)に関連した評価損は4億700万ユーロに上る。



2011年通期では、純利益が前期比86%増の43億2,600万ユーロ。税引き前利益は53億9,000万ユーロと36%増えている。12月末時点のコアティア1レシオ(狭義の中核的自己資本比率)は9.5%で、9月末の10.1%から低下した。5月末の退任が決まっているヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、「旧来の銀行事業では記録的な収入となったが、低迷する市場の影響で相殺された」と説明している。

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