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英広告基準審査委員会(ASA)は、旅行情報サイト大手「トリップアドバイザー」に対し、同サイトに掲載されるホテル評価を「本物の旅行者が書いた」「信頼できる」などと表現しないよう命じた。
トリップアドバイザーは利用者が投稿した旅行先の情報を掲載するウェブサイト。利用者はホテルやレストランの評価コメントを書き込むとともに5段階で格付けし、サイトにはその結果に基づいたランキングも掲載される。インターネットで旅行手配をする人の増加に伴い、観光地の宿泊・飲食業への影響力を増しているとされる。
ASAはインターネット上の評価管理サービスを提供するクイックチェックス(KwikChex)などからの苦情を受け、トリップアドバイザーへの調査を行ってきた。これらの苦情によると、悪意から、あるいは報酬と引き換えに偽のレビューを書く利用者も増えており、トリップアドバイザーのホテル評の多くは信頼できないとしている。また零細事業者も多い観光地の宿泊・飲食業に与える損害も大きいという。
これに対しトリップアドバイザー側は、偽の評価があったとしてもごく一部に過ぎず、利害関係がないことを評価者に宣誓させるなど詐欺防止に努めていると反論。ASAは調査の結果、これを十分でないとして退け、クイックチェックスなどの言い分を認めた。
ASAは昨年、監督対象をオンライン・マーケティングやソーシャルメディアに拡大。悪質な違反者はASAのウェブサイトで名前を公表されることになった。トリップアドバイザーはその最初のケースとなった形だ。
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